投資で勝つには

投資家に知られた企業、クラレとアルバック

東証1部に上場している会社は、株取引を行う投資家たちにはよく知られた企業と言えます。そうした企業の多くは東京都内に本社を置いていますが、中には東京以外の場所に本社を構えている企業もあります。たとえば、岡山県倉敷市に本社を置く株式会社クラレや、神奈川県茅ケ崎市に本社を構える株式会社アルバックです。いずれも東証1部に上場している企業です。ではここで、2016年に入ってからのおよそ半年間における両社の株価推移について考えてみましょう。
まずは、繊維素材などを手掛け、テレビコマーシャルでも目にする機会の多い企業、クラレです。2016年1月4日、クラレ株には1,468円という始値が付き、この年の取引がスタートしました。以後、株価は下落基調で推移してゆきます。2月12日には年初来安値である1,163円を記録しました。しかし、ここから反転した株価は徐々に上昇を続けてゆき、4月に入ると年初の水準を回復するに至ります。4月25日には1,492円という年初来高値を付けました。なお、2016年6月13日現在の株価は1,342円です。年初と比較して約8.6%の下落です。
では、半導体や有機EL装置がその主な事業であるアルバックについてはどうでしょうか。この年最初の取引でアルバック株が付けた始値は3,450円でした。その後は2月の中ごろまで、おおむね下落傾向での値動きが続きました。2月12日の場中で付けた2,345円という株価は、現時点における年初来安値です。しかし、これを底として株価は上昇に転じ、比較的速いペースで年初の水準を取り戻しました。5月17日には年初来高値となる4,015円を記録しています。6月上旬までは年初の株価を超える水準を維持していたのですが、2016年6月13日の終値は前日比マイナス5%となる3,330円となりました。これは年初と比較すると約3.5%のマイナスです。